能登のキリコ祭り

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輪島市
WAJIMA CITY

水無月祭り
みなづきまつり

夏越しの祓神事の伝統を 
今に伝えるキリコ祭り

心に染み入る祭り囃子

 1年のちょうど真ん中、旧暦6月晦日に半年分のケガレを祓う行事「夏越しの神事」。この伝統を色濃く残している祭りが、輪島市南志見地区で行われる水無月祭りです。
 祭礼初日の午後11時、奉納の花火が打ち上がる中、南志見住吉神社から5基の神輿と各町のキリコが海岸を目指して出発し、町中を練り歩きます。暗闇の中、キリコの明かりを頼りにゆったりと進む列に、この地区独特の祭囃子がよりいっそう趣を添えます。
 神輿が渚で神事を終えると、近くの旧南志見中学校グラウンドを御旅所に、神輿とキリコが大乱舞。歩・走・休・帰の4種類の囃子に呼応して、キリコは美しい光の線を描き出します。深夜、浜辺の大松明に火がつけられ、神輿はその周りを乱舞。炎が燃え尽きる頃、松明に取りつけられた3本の御幣の奪い合いが始まり、祭りはクライマックスを迎えます。

海水で半年分のケガレを祓う

 2日目、南志見川河口に設けられたお祓い所では「潮垢離(しょうぐり)の神事」が行われます。神輿に付き添う榊を飾りつけた鉾(ほこ)を海水につけ、ケガレを祓って清めます。夏の日ざしの中、浜辺に5基の神輿が並んで行う式は、見る人の心も清められるような清々しさです。その後、神事を済ませた神輿は、住吉神社へと戻って、還幸祭を執り行い、祭りは静かに幕を閉じます。

ココがみどころ【感動ポイント】

●「夏越しの神事」を受け継ぐ代表的なキリコ祭り
●大松明につけられた御幣の奪い合い
●巡行に合わせて奏でられる4種類の祭囃子

開催日/7月30日・31日
場所/輪島市南志見地区
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問い合わせ/輪島市 観光課
☎0768-23-1146

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