能登のキリコ祭り

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能登町
NOTO TOWN

どいやさ祭
どいやさまつり

迫力満点、掛け声とともに  
巨大キリコを船に積みこむ

独特の形状が風雅な「袖キリコ」

 イカ釣り漁の基地として知られる能登町姫地区。大漁を祈願する諏訪神社の夏の例祭「どいやさ祭」では、奴凧に似た独特の形状をした「袖キリコ」が町を練り歩きます。
 キリコの製作は、毎年5月頃から準備が始まります。障子紙を貼りあわせて1枚の大きな紙にし、歌舞伎などを題材に艶やかな人物画を描きます。背景には、細く切った色紙を貼りつけ、絵に奥行きを出す工夫がなされているのが特徴です。

船で悠々と港内を巡行

 6基あるキリコは車輪がついており、動きはスピーディー。ふいに止まってキリコを大きく揺さぶって、また走りだす。漁師町らしさが感じられるスリル満点の巡行です。
 夜10時頃、姫漁港に集合したキリコのうち3基が伝馬船で港内を巡行します。船にキリコを積みこむところが一番の見せ場。かがり火がたかれる中、「積棒(つんぼ)」と呼ばれる木材2本をキリコの台に差しこんで持ちあげ、太鼓のリズムに合わせ「ヨイトショー、ヨイトショー」の掛け声とともに勢いよく担ぎ上げて伝馬船に移します。その迫力には誰もが興奮。祭りの参加者だけでなく見物客も声を合わせ、町中がひとつになる瞬間です。
 積み込みが終わると花火が打ち上がり、船は悠々と港を回ります。キリコの明かりが海面に映り、幻想的な美しさに心を奪われます。

ココがみどころ【感動ポイント】

●巨大な袖キリコを船に積み込むさまは迫力満点
●袖キリコの独特の形の面白さ
●2か月をかけて完成させる見事な人物画

開催日/7月第4土曜日・日曜日
場所/能登町姫地区
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問い合わせ/能登町 ふるさと振興課
☎0768-62-8526

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