能登のキリコ祭り

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能登町
NOTO TOWN

恋路火祭り
こいじひまつり

かがり火が夜空を焦がす  
悲恋伝説がルーツの火祭り

年に一度の恋人たちの逢瀬

 能登内浦に位置し、穏やかな海が広がる能登町恋路海岸。「恋路」の名は、この地に伝わる悲恋の物語に由来します。いつの時代からか、恋人たちの霊を慰めようと、村人がかがり火をたいたのが恋路火祭りの始まりといわれています。
 祭りの日、男女に見立てた大小2基のキリコが恋路海岸へ。若衆達はキリコを担いで海に入り、沖に浮かぶ弁天島に向かって勢いよく進みます。島の真上に花火が打ち上がるといよいよ活気づき、キリコが海中で威勢よく乱舞します。花火を背景にした海中のキリコはとても幻想的で、美しい光景が広がります。

夜の海に浮かぶ灯りの競演

 弁天島の赤い鳥居の前に2基のキリコが置かれると、恋路地区独特の「油モノ」と呼ばれる仕掛け火が燃え上がります。油モノは毎年異なる言葉を仕込んでつくられ、どんな文字が現れるのか想像するのも楽しみのひとつです。
 やがて、若衆たちが竹ざおにつけた小松明を揺らしながら回すと、美しい火の輪が無数に描き出され、恋路の名にふさわしいロマンティックな世界が演出されます。次いで、大松明に点火。その瞬間、大松明は空を焦がさんばかりに燃え上がります。燃え盛る炎に鳥居とキリコが浮かび上がる光景は、まるで錦絵のよう。周囲にたくさんの光の輪が乱舞する中、祭りは華やかに幕を閉じます。

ココがみどころ【感動ポイント】

●観客の心をゆり動かす悲恋の物語
●弁天島をめざして夜の海をキリコが乱舞
●松明や仕掛け火が織りなす炎のページェント

開催日/7月「海の日」の前日
場所/能登町恋路地区
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問い合わせ/能登町 ふるさと振興課
☎0768-62-8526

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