能登のキリコ祭り

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穴水町
ANAMIZU TOWN

前波曳山祭り
まえなみひきやままつり

キリコが出迎え、曳山が送る  
熱い思いが伝わる秋祭り

五穀豊穣と大漁を祈願

 穴水町前波地区にある諸橋稲荷神社の秋祭りは、五穀豊穣と大漁を祈願する祭りです。もともとは曳山が神輿を先導していましたが、明治時代にコレラが流行し、悪霊疫病の怒りを鎮めるため、キリコも担ぎ出すようになったといわれています。初日はキリコが、2日目は曳山がそれぞれ神輿の先導役を担うのが、前波の祭りの特徴です。
 夜、地区のキリコは神社に集合します。キリコは穴水町周辺によくみられる「短冊キリコ」で、天井に色とりどりのたくさんの短冊がつけられています。神前からいただいた火でともした灯籠を飾ると、乱舞が始まります。境内をぐるぐる回り、各地区の担ぎ手が勢いよく張り合います。ひとしきり舞うと、神輿を守るように前後にキリコが並び、太鼓と笛の音も賑々しく町内を巡行。神輿がお旅所を目指し、急ならせん状の階段を力強く上っていく際には、見物客から大きな歓声が沸きあがります。

神輿と曳山の駆け引きで締めくくる

 祭りの2日目は、子どもたちの元気な太鼓演奏で始まります。この日は、台形の舞台に人形を飾った曳山が、神輿を先導して町内を巡行します。物語や歴史から題材をとった人形は毎年つくりかえられ、祭りのお楽しみの一つです。
 午後4時には、海岸近くで大漁祈願の神事が行われ、夜に宮入り。しかし、曳山は神輿が神社に入ることを簡単には許しません。曳山と神輿が何度も駆け引きを繰り返し、祭りの夜は最後まで盛り上がります。

ココがみどころ【感動ポイント】

●初日はキリコ、2日目は曳山が神輿を先導
●短冊をつけた穴水町独特のキリコが乱舞
●毎年、工夫をこらした人形を飾る曳山

開催日/9月第3土曜日・日曜日
場所/穴水町前波地区
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問い合わせ/穴水町 観光交流課
☎0768-52-3790

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