穴水町中居地区は、平安時代から鋳物生産で知られ、高度な技術をもつ鋳物師を輩出してきました。今も残る古い家並みに、鋳物の町としての歴史を感じとることができます。
８月の終わりに開催されるキリコ祭りは別名を「屏風まつり」といい、祭りの間、訪れる人々に見てもらうために各家が祭壇をつくり、自慢の屏風を飾ります。風流な書画や金屏風など、大切に守ってきた家のお宝です。
宵祭りは午後８時頃、神社にキリコが集結します。神輿がキリコと山車をともに巡行し、地区特有の祭り唄「中居囃し」を唄いながら家々を回ります。午後１０時を過ぎる頃、河畔の広場に立てられた柱松明に火がつけられ、若衆たちが柱松明の上につけられている御幣を奪い合い、クライマックスを迎えます。御幣を取った集落は五穀豊穣になるといわれています。
●別名「屏風まつり」、家々の自慢の屏風を鑑賞
●独特の祭り唄を唄いながら巡行する神輿
●川のほとりで勇壮に御幣を奪い合い
開催日／８月最終土曜日
場所／穴水町中居地区
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問い合わせ／穴水町 観光交流課
☎0768-52-3790