能登のキリコ祭り

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七尾市
NANAO CITY

能登島向田の火祭
のとじまこうだのひまつり

男神と女神の逢瀬の夜に 
巨大松明の炎が燃え盛る

男神と女神が年に一度逢瀬を楽しむ

 能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島。「日本三大火祭り」のひとつにも数えられる能登島向田の火祭は伊夜比咩神社の祭り。越後の国をつくった伊夜比古神(男神)がこの地を訪れ、恋しい伊夜比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭りです。
 向田町の人々にとって、夏に行われる火祭はいつの時代も住民総出の一大行事です。

能登一の巨大な柱松明

 神社での神事の後、神輿は火祭の舞台となる「崎山の干場」まで渡御。鉦とともに大太鼓を打ち鳴らす豊年太鼓や、笛や小太鼓による囃子が盛り上げる中、大小7基の奉燈(キリコ)が道中を照らしながら進みます。
 崎山の干場に到着すると、高さ約30mもの巨大な円錐形の柱松明が出迎えます。囃子のリズムが「ヤッサ、ヤッサ」と勇ましい調子に変わります。担ぎ手は奉燈を据え置くと、神輿の神燈の火を移した手松明を持ち、振り回しながら柱松明の周囲を駆け巡ります。熱気が最高潮に達した頃、合図とともに持っている数百の手松明を一斉に柱松明に投げ入れます。柱松明に火が付き、一気に巨大な火柱となって燃え上がります。その火焔は凄まじく、漆黒の夜空を焦がさんばかりの勢いです。
 燃え盛る柱松明は、山側に倒れると豊作、海側に倒れると豊漁になるといわれています。松明の先端につけられた御幣は延命息災をもたらすとされ、松明が倒れると人々は御幣を取りに殺到し、祭りはクライマックスを迎えます。

ココがみどころ【感動ポイント】

●能登ーの巨大松明が燃えるさまは豪快
●観客も手松明を持って参加できる
●多様な囃子が祭りをドラマチックに演出

開催日/7月最終土曜日
場所/七尾市能登島向田町
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問い合わせ/七尾市 交流推進課
☎0767-53-8424

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