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現代風の飾りも取りいれた　
キリコと山車が練り歩く

光の帯になって賑々しく巡行

　穴水町中心部に位置する大町地区の穴水大宮（辺津比咩神社）と川島地区の白山神社（美麻名比古神社）は、どちらも古い歴史を持っています。両神社の例祭「大町・川島祭り」は同じ日に開催され、それぞれの地区から神輿３基とキリコ１1基、山車１0基が曳き出される穴水町最大のキリコ祭りで、町中が賑わいます。
　祭りは、午後９時頃、地区内を巡行したキリコや山車がメインストリートの「大町・川島本町大通り」に集結。列をなして大通りを進む光景は、祭りの見どころのひとつ。キリコと山車につけられた提灯や奉灯で、長い光の帯ができたかのようです。「ソレ、イヤサカヤッサイ、サカヤッサイ」の掛け声も勇ましく、笛と鉦、太鼓の囃子が盛り上げます。

現代風の工夫が楽しい

　よく見ると、キリコの胴体部分を引っ張って支える綱に光物や鈴、テルテル坊主がつけられ、地区ごとに工夫がこらされています。子どもたちを乗せた山車にも注目です。長方体の山車の屋根の上に大きな人形を乗せています。武者人形だけでなく、流行りのキャラクターなどが紙張子でつくられて堂々と鎮座。伝統的な祭りに現代の文化が上手に融合しています。山車の照明には子どもたちが描いた絵も飾られ、大人も子どもも一緒に楽しもうという、地域の人たちの暖かい気持ちが伝わってくる祭りです。

ココがみどころ【感動ポイント】

開催日／９月第２土曜日
場所／穴水町大町・川島
Google Map
問い合わせ／穴水町 観光交流課
☎0768-52-3790