能登のキリコ祭り

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志賀町
SHIKA TOWN

冨木八朔祭礼
とぎはっさくさいれい

約30基のキリコが彩る 
男神と女神の一夜の逢瀬

男神と女神の出会いの伝説

 志賀町富来地区の増穂浦海岸は、さくら貝が流れ着く日本の「小貝三名所」として知られています。その昔、増穂浦に漂着した男神が住吉神社の女神に助けられ、夫婦になりました。ところが、荒波の音に我慢できなくなった男神は、山手に宮居(冨木八幡神社)を移してしまったといいます。
 その後、年に一度(旧暦の八月朔日)、女神との逢瀬のために、男神を御輿に乗せて渡御したことが冨木八朔祭礼の始まりといわれています。

キリコの宮入りを競う

 祭りの初日「お旅祭り」は、約30基のキリコが、男神を乗せた神輿を迎えに、冨木八幡神社まで「冨木八朔祭礼唄」を唄いながら練り歩きます。キリコが、参道の両側を埋める見物客をかき分けて、境内へ駆け上がる様は、圧巻の眺めです。この時、キリコの優美さや担ぎ手の勇壮さなど、宮入りの様子が競われます。神事を終えると、住吉神社の女神の元へ巡行が始まります。太鼓と鉦が独特のリズムを打ち鳴らす中、約2キロの夜道をキリコの列が進みます。深い余韻を残して1日目が終わります。
 2日目は、神輿が主役の「本祭り」。男神を乗せた神輿と地区の神輿が増穂浦へ集まります。11基もの神輿が列をなし、白砂青松の海岸を渡御する「浜廻り」は壮観です。

ココがみどころ【感動ポイント】

●ロマンティックな神々の逢瀬の祭り
●初日の主役はキリコ、約30基が夜道を巡行
●2日目の主役は神輿、11基による壮観な海岸渡御

開催日/8月最終日曜日とその前日
場所/志賀町富来地区・東増穂地区・稗造地区
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問い合わせ/志賀町 商工観光課
☎0767-32-1111

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